どうもこんにちは、蝶捕銀糸です!
突然ですが、全盲の人ってどのようにパソコンを使っていると思いますか?
・そもそも、全盲者はパソコンなんか使えない。
・全盲者の使うパソコンは特殊な装置が必要。
そんな風に考えている人も多いと思います。
けれど、今私が使っているPCは普通に売られているSurface Pro 6です。
何も最新のPCしか使えないわけではないです。
私自身、Windows 7のPCも使っていましたし、もっと古いPCを使っている人も世の中にはいます。
そんな全盲者のPCを覗いてみてみましょう!
全盲者のPC事情
スクリーンリーダーについて
スクリーンリーダーという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
全盲の人が使うソフトウェアのことで、画面上の文字を読み上げてくれます。
インターネットのページやWordやPDFなどの文章、電子メール、Excelのセルなども読み上げます。
自分の入力した文字も読み上げることができるので、文書やメールの作成もお手の物です。
PCの操作方法
マウスは使わずにすべてキーボード操作で行います。
カーソルの移動もウィンドウの切り替えも、全部キー操作です。
逆に言えばキー操作だけでPCが使えるんですね。
マウスに持ち替えたりしない分、時には健常者よりもPC操作が速いことだってあるのです。
漢字の変換について
漢字も変換時に詳細を教えてくれるので誤変換しません。※人並みにはします。
例えば、私の名前「蝶捕銀糸」は変換時に
「昆虫のチョウ、捕獲するのホ、、金銀のギン、撚糸のシ」
のように読み上げられるのです。
なので誤変換を防げるのです。
プリセットのスクリーンリーダー
実はあなたも今すぐスクリーンリーダーが使えるのです!
Windowsならナレーター、Macならボイスオーバーというソフトウェアです。
早速起動していろいろ操作してみましょう!
スクリーンリーダーの起動方法
Windows10ならCtrl+Windows+Enterでナレーターのオン・オフができます。
Windows10以前のOSならWindows+Enterです。
いろいろキー操作をしてみましょう
画面上の文字やウィンドウを音声で説明してくれます。
専門的なスクリーンリーダー
世の中にはよりPCを快適に使用するためにいろんなスクリーンリーダーがあります。
下記に一礼を紹介します
・PC-Talker
・JAWS
・MVDA
他にもいろいろありますが、主要なのはこの3つです。
機会があったらそれぞれについて紹介します。
スマートフォンのスクリーンリーダー
スクリーンリーダーが搭載されているのは何もPCだけではありません。
iPhoneやAndroidのスマホにもそれぞれボイスオーバー、TalkBackというスクリーンリーダーがあるのです。
なので全盲でもスマホが使えるのです。
スマホを持っているなら、ぜひ使ってみてください!
独特な操作方法があるので最初は慣れないと思いますが、慣れたら意外とおもしろいものです。
まとめ
スクリーンリーダーを使えば全盲者でも普通にPCやスマホが使えます。
「全盲者はパソコンが使えない」というのは全くもって誤解なのです。
それを知っているだけで障害者に対する理解が深まると思います。
ぜひ周りの人にも紹介してみてください!