盲導犬に関するお金の話を徹底公開! 盲導犬にはいくらかかる?

どうもこんにちは、蝶捕銀糸です。
盲導犬と生活を始めることのハードルの1つに、お金の問題があると思います。
盲導犬にはいくらかかるのだろう? という心配から二の足を踏む人もいると思います。
そこで、今回は盲導犬に関するお金の話を少ししようと思います。






盲導犬と生活するのにいくらかかる?

盲導犬を借りる時

盲導犬を飼い始める時、盲導犬自体にはお金はかかりません。
意外と知らない人も多いのですが、しょりゅ以上は盲導犬は「貸与」されていることになります。
だいたい盲導犬になった2歳くらいから引退の10歳くらいまで借りることになるのですが、その間の貸与費用は一切かかりません。
社会福祉の一環なのでユーザーの費用負担はないんですね。

盲導犬と暮らすための初期費用

初めて盲導犬を借りる時は、訓練所に1か月くらい泊り込みで訓練します。
訓練では盲導犬の知識の学習や歩行訓練を行います。
何より、パートナーシップを築く大切な時期です。
1か月間、訓練所で泊まり込みで訓練するため、その時の施設利用料、食費に加え、ハーネスやリード、グルーミングセットなど盲導犬のための道具の費用も掛かります。
とはいっても、施設は格安で利用できますし、盲導犬の道具は寄付されるのでそんなにかかりません。
訓練所によって詳細は異なりますが、1か月の訓練でだいたい2~3万円くらいです。
……びっくりするぐらい安いですね!
施設利用料、食費、授業料、盲導犬の道具セット、すべて込々で1か月3万円です!
ここでもユーザー負担を抑えられるように配慮されているんですね。

盲導犬の日常の負担額

基本的にえさ代や医療費はすべてユーザー負担です。
毎日の管理された食事はもちろん、1か月に1回の健康診断、年2回の予防注射は避けられない出費になります。
その費用はだいたい年12蔓延くらいです。1か月1蔓延ですね。
さらに、病気やけがをした時の医療費もユーザーの全額負担なので意外な出費になってしまいます。
しかし盲導犬はペットの犬とは違い、食事管理が徹底されているので余計な食費の出費や病気の頻度が少ないのが特徴です。
また、自治体によっては医療費の補助が出たりするので安く済む場合もあります。

盲導犬デビューから引退までにかかる費用

上記を考慮すると、盲導犬が貸与される8年間の費用は、初期費用含めて100万円になりますね。
1か月当たり2万円しないことを考えると、とても安いです。
また、一般的な大型犬をペットとして飼う費用は350万円なので、それと比較してもかなり割安です。

盲導犬の訓練費用は?

ユーザーにはあまり関係のない話ですが、盲導犬にまつわるお金の話を少し付け加えたいと思います。
直接払うお金でなくても知っておいて損はないでしょう。

盲導犬の訓練費用

盲導犬を1頭訓練するのにかかる費用は年間の訓練所の運営費を盲導犬として排出された数で割るとおおよそ求めることができます。
訓練所によっても異なるのですが、だいたい1頭当たり700~800万円です。
訓練所の中には1000万円を超える盲導犬も珍しくはありません。
盲導犬が高いというイメージは、ここからきていると思います。
さらに、繁殖県ボランティアやパピーウォーカー、キャリアチェンジ犬ボランティア、引退権ボランティアなど、多くのボランティアの人たちの助けもあって盲導犬が育成されているのです。
そこにはお金に変えられない価値がいっぱい詰まっていますね。

実は厳しい訓練所事情

訓練所の財政状況もとても厳しいです。
訓練所の収入はほとんどが寄付金です。収入が安定せず、毎年赤字経営をしている訓練所も少なくないです。
そのため多くの盲導犬訓練士もギリギリの生活を送っている実情があります。
社会的にとても有意義なことでも、とても経営は苦しいのです。

まとめ

今回は盲導犬に関するお金にまつわる話をしました。
盲導犬の意外な一面が見えたと思います。
盲導犬ユーザーも、そうでない人も少しは盲導犬のお金についても気にかけてみてください。

【盲導犬を応援しよう!】

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